公益財団法人 愛恵福祉支援財団 様
愛恵福祉支援財団様について
愛恵財団様の理念は、すべての人々が健康で文化的な生活が営まれるように、互いに助け合って生きていく豊かな福祉社会の建設に寄与していくこと。そのための活動を担う人々を育て、活動を支援していらっしゃるとのことです。
公益事業として海外研修、講座・講習会等の開催事業、社会福祉育成活動推進支援、「愛恵エッセイ賞」募集という4つの事業に取り組まれているということですが、その中で1番力を入れられている取り組みは何でしょうか?
現在中心となっている事業は、社会福祉育成活動推進支援です。以前は年に2回ほど海外研修を行っていましたが、コロナ禍のため海外で研修することができなくなってしまい、その分社会福祉の発展に寄与すると思われる国際的、先駆的な事業への支援など助成事業の幅を広げています。
-DFOソリューションズ
2023年4月現在、コロナは落ち着きを見せていますが、海外研修事業が中心だった愛恵様はコロナの影響が大きく、取り組みを変えていかなければならなかったそうです。
久保様、佐賀様は事務局でお仕事をされていますが、財団内での役割や業務について教えてください。
各事業には専門家の方々を中心に構成されている委員会が設置されておりまして、委員会がその年度の事業の企画を立てたり案件を協議したりします。私たち事務局職員は委員会のスケジュール調整や会議の準備、資料の作成、そして企画を実際に進行させる事務的作業をします。
また収益事業として、ビルの会議室を月貸し、時間貸しをしているので、その管理も仕事の一つです。時間貸しでは、会議の他、歌、英会話、生け花などのレッスン、また押し花の展示や講習会を定期的に開催するなど、様々な用途でご利用いただいております。
縁の下の力といいますか、一般企業でいうところの総務的なイメージで合っていますか?
小さい財団なので、組織として事業部や総務部などがあるわけではありません。人事や経理も含めて、財団の運営全般に関わる業務に携わっています。
久保様、佐賀様は愛恵ビルのゴミ収集の対応などもされていたので、いろいろと幅広くお仕事されているんだろうなと思ったんですが、やはり幅広く担当されているのですね。
部分的にしか愛恵の事業をご存じ無い方も多く、会議室を利用される方は財団は会議室を貸す仕事をしていると思っていらっしゃる方もいます。お掃除担当のパートの方もいますが、その方がお休みの時は勿論私たちがビルのゴミの管理もします。
先日のエッセイ表彰式でも外国語の部もありましたが、海外の社会福祉育成支援に特徴があると感じました。それはどういった理由からでしょうか?
愛恵財団の前身「愛恵学園」の創設者はミス・ペイン宣教師で、戦後の復興途上にあって外国の方に支援をいただいたことから、日本が豊かになった今、我々が海外の社会福祉の発展のために支援しようという気持ちもあります。国際支援企画委員会の活動は社会福祉の確立していないアジア地域で、ソーシャルワーカーを育てるために働いています。
エッセイ表彰式ZOOM配信
エッセイ表彰式ZOOM配信をご利用いただきましたが、ZOOM配信で困っていたこと、依頼しようと思った理由を教えてください。
音声や通知エラーなど、突然のトラブルが発生した場合に備えてご依頼いたしました。いつもトラブル対応に不安を抱いておりましたが、今回は安心して他の作業に集中できました。依頼してよかったです。とても助かりました。
ZOOMを使うようになったのはやはりコロナ以降でしょうか?国際支援委員会はコロナ以前からZOOMを使っていたのでしょうか?
国際支援企画委員会の設置は2021年度で、海外研修ができなくなってからです。ZOOMを利用し始めたのはやはりコロナ以降で、それまでは全ての委員会が対面でした。緊急事態宣言が解除されてからは換気や消毒を徹底して対面の会議を行うこともありましたが、遠方の委員の方は東京に来ることができず、やむを得ずZOOMでの委員会が増えていきました。
私たち事務局職員はZOOMの知識が全くなく、勉強をしながら少しずつ覚えました。国際支援企画委員会でのZOOM講習会は、将来的には海外の支援先の活動を見せて頂いたり、一緒にワークショップをしたり、委員会でZOOMを活用できるようになることが目的でした。
ZOOMを会議だけでなく、研修として活用できる事が目標ですが、現在は基礎的な知識を得てスタートラインに立った所です。実践して利用しないと身につかないと考えています。
コロナは世界的に終息の流れですが、海外研修を今後ZOOMで企画していくなんてこともあるのでしょうか?
海外研修をZOOMで企画することは現段階ではないと思いますが、ZOOMを活用して、今までできなかったことが可能になるということはよくわかりました。
例えばコロナ以前のエッセイ表彰式は都内の会場を借りて行っておりましたが、遠方からの出席が難しく、受賞者約15名ほどの内、出席者は数名でした。2021年度からZOOMで開催するようになり、参加者がずいぶん増えて活気が出ました。
ハイブリッド形式で配信したことが大きかったのでしょうか?
おっしゃる通りです。ハイブリッドだと気軽に参加できるので、とても良い方法だと思いました。表彰式だけなら1時間程度で終わりますが、以前は大きな会場を借りたり、機材を運んだり、途中でティータイムを挟んだりして準備が大がかりでした。愛恵の会議室では少し狭いので、次回はホールでという意見もありますが、いずれにしてもハイブリッドでの開催は間違いないと思います。
今後、改善すべき事があれば教えてください。
全てありがたかったのですが、発言者を発言する度に大きく表示できなかったことでしょうか。
ホスト、各参加者の画面を固定する方法として、ピン止め、スポットライトがありますが、事前のお打ち合わせではスピーカービュー設定で、参加者は音声ミュートされているという前提でした。一部ミュートを解除された方がいたこと、何度か入退室を繰り返す方がいたり、ミュートを解除して話しをされる方がいるなど、参加者への案内不足が原因でした。
来年度は、司会の方がきちんと参加者に注意点の説明をおこなうこと、シーン毎のZOOM側の表示画面、例外事項への対応についても試行時に確認したいと思います。
お忙しい時期に、貴重なお時間をいただきありがとうございました。